MENU
Services
Works
PRINTER
About Us
Campaign
お問合せはこちら
Pick Up Project 001
BRIDARIUM MUE
CATALOGUE for
WEDDING COLLECTION 2021
designed by Takanobu Higuchi
ブライダリウム ミュー様のウェディングドレスカタログ2021年版。昨年のブック型の冊子から、新たにSNSやネットへの誘導を前提に作成された、小型のリーフレット。カバーのリボンは3色用意し、ランダムに配布された。
Interview
カタログのアートディレクション及びデザインを担当された
樋口さんにお話を伺いました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
— まず、プロジェクトの概要をあらためて教えていただけますか?
ブライダリウム ミュー様の2021年版ドレスカタログを制作にあたり、1stミーティングでは、近年の傾向としてお客様がスマホなどでドレスブランドを探すことが主流となっている事に着目し、昨年までのブック型のカタログの仕様を少し変えてみようというのが今回の大きなテーマとなりました。
具体的には、印刷⽅法や仕様などを含めデザイン性を高めることでスペシャル感を演出し、より多くのお客様にリーフレットを手に取っていただけるようにする。更にドレスのディテールなど詳細部分はリーフレットからWEBに誘導して、印刷媒体とWEBの相互に連携させ、他社との差別化を図るという方向性を共有しました。
— 具体的にはどのような流れで進んでいったのですか?
昨年の初夏に1stミーティングを行い、そこからアイディアを洗い出し、大枠を決めてから具体的なデザイン提案を繰り返しました。秋も深まる頃に入稿、クリスマスの少し前に無事納品となりました。
具体的なプロセスとして、デザインに関しては複数の案を作り、その中から更にサンプルを作成、クライアント様のフィードバックを受けながらブラッシュアップしていきました。
大枠のデザインが決まったところで、レーエの松下さんに制作に入っていただき本格的なサンプル制作をスタートさせました。
用紙のセレクトはもちろん、今回のこだわりのポイントであるリボンなどのパーツ類も試行錯誤の末、高級感がでるものに決定。
また印刷に関しては、カバーの⾊出しで初稿はオフセット印刷の⽩、更に松下さんにご提案をいただきシルク印刷や透明箔など数パターンの校正を試しました。最終的にはオフセットのシルバーで決定し、納得のいく美しい仕上がりに。
ドレスパートの⾊校正の際に松下さんに実際のドレスを⾒ていただき、⾊調整の⽅向性を共有できたのは良かったですね。
— 今回のプロジェクトで特にこだわったポイントはどこですか?
やはり特別感のある仕様が最⼤のポイントです。リボンやカタログ、封筒のサイズ感など細部に至る所までこだわりぬきました。完成したリーフレットをお客様に⼿渡した時に「素敵だな」、「普通のカタログとは違うな」と小さな感動をもってもらえたら最高ですね。
— 今回のレーエとの仕事はいかがでしたでしょうか? 率直な感想をお聞かせください。
色々とご相談できて本当に助かりました。また、打ち合わせなどに同⾏していただいたのはすごく良かったです。クライアント様も色校戻しなどで印刷のプロが同席してくれるのはとても安⼼感があったようです。
プリンティングディレクターとして専門的なアドバイスをくださるので、レーエさんには信頼を置いています。こだわりの印刷プロジェクトのときはレーエさんに最初にお声をかけています。
— 今後レーエに期待したいことは何ですか?
今回に限らずなんですが、デザイン制作途中のプロセスでも相談が出来て様々なアイディアを出していただけるのでとても心強いですね。印刷のプロからの意見はデザイナーとはまた別の視点のものでとても参考になります。
印刷媒体は、特別感のある印刷表現へのニーズが多くなっていくと思います。どんなパスが来ても共に解決策を考えていただけるようなパートナーでいていただける事を期待しちゃいますね。
— ありがとうございます。そうですね、個人的な意見だとしてももう少し伝えても良いのかなと感じていますし、そのような関係をデザイナーさんやクライアントさんと築いていければと思っています。
樋口さん、本日はお忙しいところ、大変ありがとうございました。
今回インタビューを受けてくださった
樋口さんのプロフィールはこちら
アートディレクター・デザイナー
樋口 貴信
Takanobu Higuchi
愛知大学卒業後、「Dynamite Brothers Syndicate」を経て2014 年独立。「3 分クッキング」のアートディレクターを務めるなど雑誌や書籍のデザインを中心にファッションブランドなどのカタログデザインなど多数担当。印刷や紙の特性を生かしたコレクションしたくなるデザインを心掛けています。
https://www.takanobuhiguchi.com/
Back to Main Page